小児がんとは? 小児がんとは?

小児がんに関心持っていただき、このページをご覧いただきありがとうございます。

「自分の子どもがもし小児がんになったら・・・。」
そのようなつもりで読んでいただければ幸いです。

「小児がん」という病気の名前は、聞いたことのある方も多いとは思います。

しかしながら、具体的にどのような病気で、どのような治療をして、どれほどの割合のお子さんが生存できて、どのような後遺症があって・・・。
詳しく知っている方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

このページでは、まず小児がんに関する基礎知識として全体像が分かるように、わかりやすく解説していきます。

小児がんとは?

小児がんとは、ひとつの病名ではなく、子供のかかるがんの総称を言います。

主な病気の種類としては、白血病、脳腫瘍が最も多く、悪性リンパ腫、神経芽腫、ウィルムス腫瘍、網膜芽細胞腫といった病気が続きます。

大人のがんに多い、胃がんや肺がんなどはあまり見られず、血液のがんである白血病を除くと、大人では発症の事例が少ない、子供特有のがんが多いことが特徴です。

大人のがんは生活習慣などが原因であるのに対し、小児がんは芽腫という、胎児のころに臓器などになるはずだった細胞が異常な変化をしてがんになるといった、子供特有の原因が多く見られます。

大人のがんと異なり、生活習慣病が原因ではないことから、予防が難しく、また自覚症状もあまり無いために発見が難しいことも大きな特徴です。

小児がんの割合

小児がんの中で最も多いのが、血液のがんでもある白血病です。
白血病は小児がん全体の30%以上を占めています。
次いで脳腫瘍が多く、全体の20%を占めています。

小児がんの割合

出典:国立がん研究センター「小児がん情報サービス」

小児がんの主な病気

上図に記載した、小児がんの中でも特に多い病気について、それぞれ解説します。

●白血病(33%)

血液のがんです。遺伝子変異を起こした血液を造る「白血病細胞」が骨髄で増殖し、正常な血液細胞が減る為に、感染症等を引き起こす病気です。
小児がんの中では最も多く、全体の30%以上を占めます。

●脳腫瘍(22%)

頭蓋骨の内部にできるがんです。脳細胞だけでなく、硬膜、クモ膜、頭蓋内の血管や末梢神経からも発生します。
小児がんの中では白血病に次いで多く、全体の20%以上を占めます。

脳腫瘍にも発生する場所により病名が異なるのですが、特に小児がんに多い脳腫瘍は、グリオーマ(神経膠腫)、胚細胞腫瘍、髄芽腫などです。

●悪性リンパ腫(9%)

白血病と同じく、血液のがんで、リンパ系組織から発生するがんです。リンパ系組織は全身を巡っているため、手術等による摘出は難しく、放射線治療や化学療法で治療するのが一般的です。

●神経芽腫(6.5%)

副腎髄質や交感神経幹から発生するがんです。乳幼児に多く発見されるがんで、肝臓や骨、骨髄に転移することが多いがんです。

●ウィルムス腫瘍(腎芽腫)(3.5%)

腎臓にできるがんです。ほとんどが乳幼児期に発症し、女児の発症率が高めであることが特徴です。(腎腫瘍のうち、小児がんの大半がウィルムス腫瘍になります。)

●網膜芽細胞腫(3.5%)

目の網膜に発症する悪性腫瘍です。乳幼児に多い病気なのですが、乳幼児期には、目が見えにくいといった認識があまりない為、発見が遅れやすい特徴があります。

●骨腫瘍(4.1%)

骨に発生するがんです。小児を含む若い年齢層に発症しやすい病気です。

●軟部腫瘍(4.1%)

線維組織、脂肪組織、筋組織、血管組織、滑膜など、骨や歯や内臓などの組織を除いた場所に発生するがんの総称です。場所の特性上、全身で発症します。

●肝腫瘍(2.3%)

肝臓に発生するがんです。子どもの肝腫瘍のうち90%が肝芽腫または肝細胞がんです。
やや男児の発症率が高い傾向があります。

小児がんの発症率

小児がんの発症数は、年間およそ1500人と、成人のがんの発症数(成人がんの発症数は年間約67万人)に比べると少なく、

発症する割合も1万人に1人の割合となっており、発症率そのものはあまり高くないといえます。

小児がんの生存率

小児がんは1950年代までは不治の病とされてきましたが、1960年代以降の化学療法や放射線治療などの進歩により、生存率が大きく上昇してきました。

病種によって生存率は異なりますが、小児がん全体の生存率は約7割と近年高くなって来ています。

(下図に掲載されていない白血病の小児生存率は80%といわれています。)

小児がんの生存率

出典:国立がん研究センター「小児がん情報サービス」

子どもの死亡原因における小児がんの順位

小児がんの生存率は近年高くなっていますが、それでも子どもの死亡原因全体のなかでは、高い順位となっています。

0歳児では先天奇形や乳幼児特有の死亡原因が5位までを占めますが、1歳~14歳での死亡原因では、どの年齢層でも3位以内に入っています。

(※悪性新生物とは、一般的にがんのことを指します。)

表1 年齢別子どもの死亡原因
子どもの死亡原因における小児がんの順位

出典:「厚生労働省 人口動態統計 第6表 性・年齢別にみた死因順位 2012年」を元に加工

小児がんの後遺症

また、仮に治療に成功し生存できたとしても、放射線治療や薬の後遺症により、治療完了から長期経過したのちにあらゆる障害が発症するケースも多くあります。

小児がん経験者の5人中3人に、さまざまな後遺症が発症しています。

こうした場合、症状によっては働くことが困難になったり、多額の医療費がかかり続ける場合があります。
また20歳以上になると小児向けの医療費助成などが受けられないうえ、保険への加入もできない、または条件も厳しくなってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

小児がんの発症率は1万人にひとりとあまり高いとは言えず、また生存率も70%と高くなってきています。

しかしながら、万が一発症し生存できた場合も、後遺症などにより長期にわたり闘病する可能性があります。

ですので、原因や治療方法、国による援助を受ける方法など、一通りの解説を掲載していきますので、これを機会にお知りいただければ幸いです。

次ページは、「がん発症のメカニズムと小児がんの原因」について、解説していきたいと思います。

あくまでこのサイトは小児がんについて解説したサイトですが、小児がんを説明する上で、がんのメカニズムを解説するために、次ページでは大人のがんの原因についても解説しています。

がんの原因についても一緒に知る機会にして頂ければ幸いです。

お子さまのがんも知っておく必要がありますが、お父さんお母さんが病気にならないように心がけることも大切なことですね。

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